日本朗読協会さん主宰の「朗読だいすきコンクール 」を初めて観覧して参りました。
どんな方がどこに座っておられるかを把握しやすいくらいの広さの会場はとてもアットホームで、リラックスしながら待機。
事前の準備や段取りが万端らしく、予定の時刻よりほんの少しだけはやめはやめに進行するのも、来場者の負担を少しでも減らそうとしてくださる主宰者の心づかいに感じられました。
個人部門は15名。皆さん同じ『高瀬舟』の抜粋部分を朗読されるのですが、これが同じ話だと思えないほど面白い !
場面の空気感や登場人物の性格設定、心理描写。そしてそれらの表現方法と表現力の違いによって、15通りの『高瀬舟』が生まれる。同じ場面のはずなのに、おひとりごとにお話に引き込まれ、ワクワクさせていただけました。
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休憩を挟んで、ツイン部門となりました。
二人で朗読するこの部門には、親子や兄弟といった縁者同士のペアがほとんどを占めていました。
小学生くらいの小さなお子さんが、たっぷりの声量とはっきりとした滑舌で生き生きと朗読するのを聞かせていただくと、もうそれだけでこちらも元気がもらえてウキウキしてきます♪
母娘や姉妹は言うに及ばず、お母さまと息子さんのペアもおられ、みなさん息がぴったりです。こうしたいいご関係も朗読のせいかな ?と考えてみたり。
コンクールだというのに会場内の雰囲気がほのぼのと温かいのも「ツイン部門」の応募者のみなさんと、その応援にかけつけた方々から生まれる愛情深いムードのおかげと思われて、「ツイン部門」という募集形態の良い面を存分に感じることができました。
もちろんご友人、仲間同士のペアもおられました。こちらになると普段から朗読の鍛錬をされているペアということになるので、それはそれは聴きごたえもあり、感動しながら課題の『子どものすきな神さま』を、こちらは10回、これも毎回とても楽しく拝聴しました。
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個人部門、ツイン部門それぞれ、入賞者が発表されるときはさすがに場内が緊張感に包まれました。
いざ発表されると、わたしが師事している先生のところに来られている方が堂々入賞されたので、驚いたり納得したり、ご一緒に喜ばせていただけて、わたし自身応募すらしなかったのに最後まで楽しい気持ちにさせていただけたコンクールになりました。
毎年会場が変わるこちらのコンクール。来年は鳥取での開催だそうです。鳥取 !
来年、発表者として鳥取へ赴くことができるよう、わたしも精進したいと思います。
コンクール開催日2019/7/6